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モレなく、ダブリなく

「モレなく、ダブリなく」をMECE(ミッシー、あるいはミーシー)といったりします。
この言葉は、その昔、マッキンゼーで言われはじめました。

MECEは、Mutually Exclusive Collectively Exhaustive の頭文字をとったもので、「それぞれが重複することなく、全体集合としてモレがない」という集合の考え方です。

よく、MECEに物事をとらえろ!なんて言われますが、そもそも何でMECEにとらえる必要があるかを教えてくれる人は実はあまりいません。

MECEに物事をとらえる必要があるのは、人に納得してもらうためです。
人が納得しないとき、その人の頭の中には大きくわけて次の二つの疑問があります。

1)この人の話していることは本当か?
2)この人の話していること以外には何もないのか?

MECEに考え、議論するのは、この2番目の点について聞き手の不安を解消することにあるのです。つまり、話し手として、全体がこれだけあって、私が話しているのはこの部分のことだよ、と聞き手にあらかじめ示してあげれば少なくとも2番目の疑問をなくすことができるのです。

明日は具体例をお話します。

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