生産性とは、産出に対する投入の割合と言えます。生産性の算式は、
分母にINPUT(投入高)、そして分子にOUTPUT(産出高)をもって
きます。
生産性をあげる方法は二つあります。ひとつは、分子のOUTPUTを増
やすこと、もうひとつは分母のINPUTを減らすこと。ところがこれ
は静態的な(≒教科書的な)物事のとらえ方です。
実際は、INPUTを減らせば、えてしてOUTPUTも減ります。生産性は
かえって低下してしまうのです。実は、INPUTを増やさなければ、
OUTPUTなど増えるものではありません。
分母を動かせば、分子も動くのです。このように、経営は動態的
に物事をとらえる必要があるのです。