おかげさまで、私の新著『いちばん役に立つファイナンス』の増刷が決まりました。この本は、これまで私が書いた『ざっくり分かるファイナンス』と『実況!ビジネス力養成講義ファイナンス』の間を埋める内容となっています。
『ざっくり分かるファイナンス』でファイナンスの基本的な概念をざっくりと理解した方にとって、この新著はさらに一歩進んだ内容として、ファイナンスをより深く理解し、実際のビジネスシーンで役立つ知識が得られると思います。
今回の本では、ファイナンスに興味を持っていただけるよう、架空の生徒「井上美波さん」と一緒に学んでいく形式を採用しています。井上さんが読者の代わりに疑問を解消してくれることで、難しいと感じる部分もスムーズに理解できるように工夫しました。
こんな会話が繰り広げられます。
石野:では、ここで質問です。井上さんの会社がX社の買収を検討しているとしましょう。X社の事業価値の評価に適用するWACC(資本コスト)は、井上さんの会社のWACCですか、それとも、X社のWACCですか?
井上:うーん、これは難しいですね。どっちなんでしょう?
石野:実はこの質問、MBAホルダーでも間違えることがある難しい質問なんですよ。
続く…
あなたは、この私の質問に答えられるでしょうか?
「ファイナンスって難しそう…」と感じる方でも安心して読み進められるよう、専門用語はできるだけ避け、平易な言葉で説明しています。また、視覚的にも理解しやすいよう、図や表を多数取り入れています。
これからファイナンスを学ぶ方々にお薦めいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!