カテゴリー別アーカイブ: ビジネス

武田薬品の末路はいかに

武田薬品工業(以下武田)が一般用医薬品(大衆薬)事業の売却を決めました。武田が売却を決めたのは、子会社の武田コンシューマーヘルスケアです。米国投資ファンドのブランクストーン・グループが2,420億円で買収するという発表がありました。 一般的に大衆薬は医療用薬に比べて研究開発費は少ないものの、広告宣伝費や販促費などのマーケティングコストが高く、収益性が低いと言われています。ここ数年はインバウンド需要 … 続きを読む→

日本ペイント、アジア企業の傘下に

日本ペイントホールディングスは、21日シンガポール塗料大手のウットラムグループの傘下に入ると発表しました。アジアにおける巨大な塗料大手が一緒になるわけです。プレスリリースには、こうあります。経営のミッションである「株主価値の最大化」に向けた攻めの経営を加速させるためには、「アジア一体化による成長基盤の構築」及び「今後の成長に資する財務基盤の強化」が必要です。 ウットラムが日本ペイントの第三者割当増 … 続きを読む→

貝殻(シェル)に4,200億円の値段

米国の株式市場で活況を呈しているのがSPACです。SPACとは「特別目的買収会社」の略称で、Special Purpose Acquisition Companiesの頭文字をとったものです。未上場企業を買収するのを目的として、上場するシェルカンパニー(ペーパーカンパニー)と言えます。 SPACは買収企業が決まらないうちに上場することによって株式市場から資金調達するため、ブランク・チェック(金額欄 … 続きを読む→

逆らえないGAFAの魅力

GAFA(ガーファ)と呼ばれるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンなどの米国Tech企業が市場を独占し、競争環境をゆがめているという指摘が以前からありました。7月29日、米議会下院の司法委員会は、GAFA4社のCEOを呼んで公聴会を開き、反競争的な行為を指摘しました。議員と4人のCEOとの間では、5時間半もの長い時間、激しい論戦が交わされたようです。 各社トップは懸命に「独占」を否定してい … 続きを読む→

航空業界回復にかける三菱重工

新型コロナ禍の影響が航空業界に重くのしかっています。米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイは5月2日、年次株主総会を開きました。そこで、保有していた航空株を全て売却したと明かしました。バフェット氏は米国経済の明るい未来を信じる一方で、「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と悲観的な見方を示 … 続きを読む→

金融子会社化で問われるソニーのDNA

ソニーは2020年5月19日、金融事業を手がける上場子会社のソニーフィナンシャルHDを完全子会社化すると発表しました。2019年6月に米国のアクティビスト、サード・ポイントは、ソニーに対して半導体事業を分社化して他社に売却、さらにソニーフィナンシャルHDの株式を売却すれば「株主や顧客、従業員の利益になる」と申し入れして話題になりました。今回、ソニーの吉田社長は全く逆の方向に進むことを決めたことにな … 続きを読む→

「世紀の経営者」の死

今月1日にジャック・ウェルチ氏が84歳で亡くなりました。ウェルチ氏は、1981年から2001年まで20年に亘りゼネラル・エレクトリック(GE)のCEOを務めました。私がビジネススクールに入学した2000年当時、授業のケーススタディにもGEが取り上げられていました。 ウェルチ氏がCEOに就任する前年に約268億ドル(約2兆9,000億円)だった売上高は、退任の前年には約1,300億ドル(約14兆円) … 続きを読む→

知的財産の利益は誰のものか?

2020/2/21付日経新聞によれば、米内国歳入庁(IRS)は2019年2月、米国でビジネスをするグローバル企業に対して、今後は米国内で集めたデータやブランド力などの知的財産が生んだ利益をできるだけ米国内で計上するよう要請しました。 従来、トヨタ自動車をはじめとして、多くの日本企業は本社の研究開発や顧客分析を重視し、海外の知的財産が生み出した利益でも本社の利益として扱ってきました。本社の利益ですか … 続きを読む→

HOYAの強み

半導体製造装置のニューフレアテクノロジーを巡るHOYAと東芝の「買収合戦」は、東芝の勝利で終わりました。東芝の発表後に、東芝より高い価格を提示したHOYAは一時は「敵対的買収か」と世間を驚かせました。ところがHOYAはその後、価格を吊り上げることなく、あっさりと身をひいたのです。 HOYAが価格引き上げで対抗しなかったのは、当初示した1万2900円が「(求める)リターンを出せる金額」(鈴木CEO) … 続きを読む→

伊藤忠商事の事業投資管理

2000年以降、日本企業におけるM&Aは増加傾向にあります。それに伴い、事業のグローバル化や多角化が進んでいます。これにより、事業ポートフォリオマネジメントがますます重要になってきています。事業ポートフォリオマネジメントとは、自社が経営する複数の事業群の構成割合を最適化し、グループ全体の収益性を高め、ひいては企業価値の最大化を目指す経営管理手法のことです。 現状では、大規模な多角化企業の収益性を比 … 続きを読む→

石野 雄一の本

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