カテゴリー別アーカイブ: ビジネス

金融子会社化で問われるソニーのDNA

ソニーは2020年5月19日、金融事業を手がける上場子会社のソニーフィナンシャルHDを完全子会社化すると発表しました。2019年6月に米国のアクティビスト、サード・ポイントは、ソニーに対して半導体事業を分社化して他社に売却、さらにソニーフィナンシャルHDの株式を売却すれば「株主や顧客、従業員の利益になる」と申し入れして話題になりました。今回、ソニーの吉田社長は全く逆の方向に進むことを決めたことにな … 続きを読む→

「世紀の経営者」の死

今月1日にジャック・ウェルチ氏が84歳で亡くなりました。ウェルチ氏は、1981年から2001年まで20年に亘りゼネラル・エレクトリック(GE)のCEOを務めました。私がビジネススクールに入学した2000年当時、授業のケーススタディにもGEが取り上げられていました。 ウェルチ氏がCEOに就任する前年に約268億ドル(約2兆9,000億円)だった売上高は、退任の前年には約1,300億ドル(約14兆円) … 続きを読む→

知的財産の利益は誰のものか?

2020/2/21付日経新聞によれば、米内国歳入庁(IRS)は2019年2月、米国でビジネスをするグローバル企業に対して、今後は米国内で集めたデータやブランド力などの知的財産が生んだ利益をできるだけ米国内で計上するよう要請しました。 従来、トヨタ自動車をはじめとして、多くの日本企業は本社の研究開発や顧客分析を重視し、海外の知的財産が生み出した利益でも本社の利益として扱ってきました。本社の利益ですか … 続きを読む→

HOYAの強み

半導体製造装置のニューフレアテクノロジーを巡るHOYAと東芝の「買収合戦」は、東芝の勝利で終わりました。東芝の発表後に、東芝より高い価格を提示したHOYAは一時は「敵対的買収か」と世間を驚かせました。ところがHOYAはその後、価格を吊り上げることなく、あっさりと身をひいたのです。 HOYAが価格引き上げで対抗しなかったのは、当初示した1万2900円が「(求める)リターンを出せる金額」(鈴木CEO) … 続きを読む→

伊藤忠商事の事業投資管理

2000年以降、日本企業におけるM&Aは増加傾向にあります。それに伴い、事業のグローバル化や多角化が進んでいます。これにより、事業ポートフォリオマネジメントがますます重要になってきています。事業ポートフォリオマネジメントとは、自社が経営する複数の事業群の構成割合を最適化し、グループ全体の収益性を高め、ひいては企業価値の最大化を目指す経営管理手法のことです。 現状では、大規模な多角化企業の収益性を比 … 続きを読む→

年末年始に読むべき本

今年最後のブログは年末年始に読むべき本を取り上げたいと思います。私がお薦めするのは、「ニュータイプの時代」です。サブタイトルは、「新時代を生き抜く24の思考・行動様式」です。私が蛍光ペンでマークした箇所は例えばこんなところです。 社会がより「不安定」で「不確実」になるということは「予測の価値」がどんどん減損していくことになります。このような時代にあって、計画に時間をかけ、立てた計画を実直に実行する … 続きを読む→

レーダーチャートでみるGAFA

2019年12月4日付日経新聞「アップルは借金上手」に掲載されたGAFAのレーダーチャートは各社の成長ステージや戦略の違いがよく理解できるとても興味深いものでした。 これは、売上高成長率や有利子負債、配当などの5年平均をGAFAの5年平均と比べた割合をレーダーチャートにしています。GAFAの平均を100とした場合の割合を示していて、グレーの中心の円よりも外にあるほど相対的に大きいことを示しています … 続きを読む→

官民ファンドの実態

4つの官民ファンドの2019年度末の累積損失(以下累損)が約460億円となるといいます。前年度末より3割の増加です。日本のコンテンツや食文化を海外に広める海外需要開拓支援機構(以下クールジャパン機構)の累損が194億円、農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)の累損が115億円、海外の都市開発や鉄道事業に出資する海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)の累損が101億円、海底ケーブルなどに投資 … 続きを読む→

迅速な経営判断の難しさ

2019年10月21日付日経新聞に「迅速な経営判断の難しさ」というフィナンシャルタイムズの記事が掲載されました。そこでは、掃除機で有名なダイソンの電気自動車(EV)の開発中止が取り上げられていました。創業者ジェームズ・ダイソン氏は従業員宛てのメールに「惨めで恥ずかしいUターン」と書いたとあります。 確かに、どんな企業でも新しいことをやる時には難しい決断が必要でしょう。ただ、より難しい決断はジェーム … 続きを読む→

企業価値の8割が見えない資産

特許権やソフトウェアなどの無形資産の重要性が高まっています。2019年9月17日付日経新聞によれば、米国S&P500社の時価総額のうち、無形資産が生んだ価値の比率は40年間で17%から84%に増加していると言います。富の源泉は、機械や不動産などの有形資産から知識やデータなどの無形資産へと変化しているのです。 (出典)日経新聞「姿なき富を探る(1)ヒトより知識 割食う賃金」オントラック作成 … 続きを読む→

石野 雄一の本

アマゾンの「オールタイムベスト ビジネス書100」にランクイン!

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました。
知識ゼロからでも大丈夫! 世界一わかりやすいファイナンス入門です。

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
最強のビジネス小説、誕生!
Top