WACC再び

ブログ「【第二弾】あなたはWACCを本当に理解しているか?」に関して読者から質問がありました。以下は質問メールの一部です。 わたしは、よくある間違いのとおりの計算をしてしまいました。。。(株主資本コスト10%×1/2+負債コスト1%×1/2=5.5%) ブログの解説のおかげで、これまで全く理解出来ていなかったレバードβとアンレバードβの意義がわかった気がします。 他方で私が5.5%と計算してしまっ … 続きを読む→

リバースDCF法とは何か

企業価値評価の方法は、一般的にインカムアプローチ、マーケットアプローチ、コストアプローチの3つに分類されます。各アプローチには複数の算定方法があります。実務でよく使われるのは、インカムアプローチのDCF法(Discounted Cash Flow法)、そしてマーケットアプローチの市場株価法と類似会社比較法です。 上図の通り、各アプローチともに長所と短所があり、評価の目的やデータの入手可能性によって … 続きを読む→

【第二弾】あなたはWACCを本当に理解しているか?

前回のブログ「あなたはWACCを本当に理解しているか?」はおかげさまで好評でした。本質を理解していないと答えられない質問にドキっとしたという感想もいただきました。気を良くした私は今回も第二弾といきたいと思います。日本企業にも今や普通になった社債を発行して自社株買いを実施するという財務戦略をとりあげたいと思います。 ここに無借金の会社X社があります。資産、株主資本は時価500億円です(下図①)。現在 … 続きを読む→

あなたはWACCを本当に理解しているか?

今回は、あなたがWACC(ワック)を本当に理解しているか確認するための質問を用意しました。まずは復習です。「企業価値は誰にとっての価値か」です。ファイナンスにおける企業価値とは、「債権者にとっての価値」と「株主にとっての価値」でした(下図右側)。そして株主にとっての価値に対して、市場が付けているのは株式時価総額という価格です。株価は短期的には気まぐれです。企業とは直接関係のないような出来事で上下し … 続きを読む→

自社株買いのもう一つの顔

GAFAMに代表されるテック株がけん引し、米国の主要株価指数は最高値圏にあります。GAFAMの存在感は目を引きます。時価総額の合計は1000兆円を超え、わずか5社で東京市場や上海市場全体の時価総額を大きく上回ります(それぞれ735兆円と836兆円)。 これらのテック大手が主導し、米企業の自社株買いが再び勢いを増しています。日経新聞によれば、金額が最も大きいアップルの2021年の金額は過去最大の約8 … 続きを読む→

「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けて

今回は、生命保険協会が発表している調査資料である『生命保険会社の資産運用を通じた「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けた取り組みについて』を取り上げたいと思います。この調査は毎年行われており、上場企業508社、機関投資家108社のアンケートに回答しています。その結果を踏まえた生命保険協会の提言がまとめられているのです。ここでは、私が重要だと思うトピックを取り上げたいと思います。 まず … 続きを読む→

サブスクが変える投資の意思決定

日本の製造業が「モノ売りからコト売り」を合言葉に従来のハード・ウェアの売り切りモデルからの脱却を図ろうとしています。その背景には製品自体がコモディティ化し、機能や性能で差別化を図るのが難しくなってきていることがあります。また、顧客は製品そのものではなく、その製品の購入後の顧客体験(CX:カスタマー・エクスペリエンス)を重視するようになってきたこと。さらに、情報技術の発達で全てのものがインターネット … 続きを読む→

誰が株式市場を壊すのか

2021年7月18日付日経新聞によれば、世界でパッシブ運用の比率が高まっているそうです。パッシブとは受動的という意味で、パッシブ運用とは株価指数に連動する投資等で市場の平均的なリターンを目標とするものです。これに対して、アクティブ運用は、ファンドマネージャーが投資対象となる企業を分析して割安・割高等を判断し、市場の平均リターンを超える成績を目指す運用のことを言います。 リーマン危機後の相場では、多 … 続きを読む→

セブン&アイ「スピードウェイ」買収完了

セブン&アイ・ホールディングス(以下セブン&アイ)は、米国のガソリンスタンド併設型コンビニチェーン「スピードウェイ」の2兆3000億円の買収を完了させました。「スピードウェイ」は3854店舗を有し、店舗数では全米3位のコンビニエンスストアチェーンです。米国セブンイレブンが9519店舗で第1位ですから、今回の買収後にはシェア8.5%の圧倒的な業界トップとなります。 買収額と純資産との … 続きを読む→

凸版印刷はお買い得⁈再び

2021年7月9日付日経新聞によれば、凸版印刷の資産効率の改善が遅れているといいます。ROEは過去10年平均で3%台で、日本企業の目標とされる8%に及びません。凸版が公表するROA(経常利益ベース)も直近5年間は2~3%台が続きます。 凸版の資産効率の改善の足枷となっているのが「持ち合い株」と呼ばれる政策保有株と現預金の存在です。投資家が嫌がる資産が3つあります。①現預金、②有価証券、③不動産です … 続きを読む→

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