岐路に立つ東京ガス

東京ガスが大きく舵を切ろうとしています。同社は、配当と自社株買いをあわせた総還元性向が6割と日本企業の中では、株主還元を積極的に進めてきた企業として有名です。その東京ガスが将来への投資に向けて株主還元政策の見直しを示唆しました。 日経新聞によれば、東京ガスの内田社長は昨年11月の会見で次のように発言しています。「太陽光や洋上風力、バイオマスなどの再エネ拡大や水素製造コスト低減に向けた技術開発をにら … 続きを読む→

経済価値と社会価値のはざま

2020年12月5日付日経新聞によれば、役員報酬をESG(環境・社会・企業統治)に連動させる企業が増えているといいます。二酸化炭素(CO2)排出削減や従業員の多様性などの達成度合いで役員報酬額が変わる仕組みで、米国で主要企業の半数、日本で日経500種平均株価の構成企業の1割弱が導入しました。 ESG投資の隆盛も相まって、企業が事業活動を通じて社会課題解決に貢献すること(社会価値の創出)がより一層求 … 続きを読む→

私たちの今年のテーマ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。何かをなす時、タイミングは馬鹿にはできません。時を制する者を「時代の寵児」といいます。また、列子はこう言っています。「時を得るものは栄え、時を失う者は滅ぶ」 日本には、古来から暦で年・月・日・時間の力「バイオリズム」を活用して物事を進める習慣がありました。時にはそれぞれ、我々の学ぶべきテーマが設定されています。1日24時間(子の刻から亥の … 続きを読む→

東証1部という看板がなくなる日

東京証券取引所は2020年12月25日に、東証1部・東証2部・マザーズ・JASDAQ(スタンダード及びグロース)の5つの市場区分を、2022年4月1日を目途に、プライム市場・スタンダード市場・グロース市場の3つの市場区分に変更することを発表しました。 プライム市場に上場するには、流通株式比率35%以上、流通時価総額100億円以上といった条件を満たす必要があります(詳細下図ご参照)。上場基準を厳しく … 続きを読む→

まやかしのステークホルダー資本主義

事業会社の目標は何であるべきか。経済学者のミルトン・フリードマンは、1970年9月のニューヨーク・タイムズの記事で「企業の社会的責任は利益の最大化である」と説きました。この論文が米国における株主利益第一主義を確固たるものにしたと言われています。 米国には「ビジネス・ラウンドテーブル(以下BRT)」という主要企業の経営者らが参加する経済団体があります。このBRTが1997年に発表した「企業統治に関す … 続きを読む→

教養としての投資

今回は「教養としての投資」という素晴らしい本をご紹介したいと思います。ベストセラーになっていますから読まれた方もいらっしゃるかもしれません。確実に貧しくなっている日本を食い止めるには、一人ひとりが「投資家の思想」を持つことだと著者はいいます。これまで多くの日本人は「労働者の思想」しか持っていなかった。しかし、その思想では、もう未来はないと断言しています。著者は農林中金バリューインベストメンツの最高 … 続きを読む→

社外取締役、3分の1以上に

コーポレートガバナンスは、「企業統治」と訳されますが、私の元上司の松田千恵子氏は、著書「これならわかる コーポレートガバナンスの教科書」でこう説明しています。コーポレートガバナンスとは、「社長の暴走と逃走を防ぐ仕組み」である。 この「社長の暴走と逃走を防ぐ仕組み」が日本企業には十分に確立されていないことが、問題とされてきました。2020年12月5日付の日経新聞によれば、金融庁と東京証券取引所が20 … 続きを読む→

誰も知らない未来予測の方法

このブログをお読みになっている皆さんにはファイナンスと会計の違いは言うまでもないでしょう。そうです。時間軸の違いがあります。ファイナンスの時間軸は「未来」です。一方で、会計は「過去」を扱います。決算書(BS/PL)の数字はあくまでも過去の企業業績という「結果」です。当たり前のことですが、「結果」をいくら眺めても、残念ながら「未来」は見えてきません。 世の中はすべて原因と結果の法則(因果律)で成り立 … 続きを読む→

楽曲の権利と価値

アメリカの人気歌手テイラー・スウィフトの初期のアルバム6枚の所有権を投資ファンドが取得したという報道がありました。フィナンシャル・タイムズによると、買収価格は3億ドル(約310億円)を超えたといいます。 これで思い出すのがビートルズの話です。ビートルズがアメリカで華々しいデビューをかざる少し前に、ポール・マッカートニーとジョン・レノンがなんの疑問も抱かずにサインした契約書。そこには、なんと「楽曲の … 続きを読む→

岐路に立つパナソニック

パナソニックの社長が交代します。現社長の津賀氏は、悲願だった売上高を10兆円へ拡大する目標は取り下げ、利益重視の経営に転換しました。2016年3月末には、2021年3月期に営業利益を6000億円に増やすという事業方針を発表。ただ、今期業績見込みは売上高6兆5000億円、営業利益は1500億円です。この売上高は30年前とほぼ同じといいます。 出所:「一目でわかるパナソニック」以下同様 津賀体制のもと … 続きを読む→

石野 雄一の本

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道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

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女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
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