カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

誰が株式市場を壊すのか

2021年7月18日付日経新聞によれば、世界でパッシブ運用の比率が高まっているそうです。パッシブとは受動的という意味で、パッシブ運用とは株価指数に連動する投資等で市場の平均的なリターンを目標とするものです。これに対して、アクティブ運用は、ファンドマネージャーが投資対象となる企業を分析して割安・割高等を判断し、市場の平均リターンを超える成績を目指す運用のことを言います。 リーマン危機後の相場では、多 … 続きを読む→

凸版印刷はお買い得⁈再び

2021年7月9日付日経新聞によれば、凸版印刷の資産効率の改善が遅れているといいます。ROEは過去10年平均で3%台で、日本企業の目標とされる8%に及びません。凸版が公表するROA(経常利益ベース)も直近5年間は2~3%台が続きます。 凸版の資産効率の改善の足枷となっているのが「持ち合い株」と呼ばれる政策保有株と現預金の存在です。投資家が嫌がる資産が3つあります。①現預金、②有価証券、③不動産です … 続きを読む→

ソニーグループの復活

ソニーは2021年4月、「ソニーグループ」として歩き出しました。これは63年ぶりの社名変更です。足元の業績はまさに絶好調です。コロナ禍の影響など、どこ吹く風です。2021年3月期の売上高は8兆9994億円(前期比9%増加)、営業利益は9719億円(同15%増加)と、ともに過去最高を更新しました。 当期純利益は株式の評価益などの影響もあり、前期比2倍の1兆1718億円となり、初めて1兆円の大台を突破 … 続きを読む→

CCC改善首位はディスコ

新型コロナウイルスの影響下でも資金効率を高めた製造業はどこか。日経新聞が日経500種平均株価を構成する3月期決算の製造業197社(会計基準変更など除く)を対象に、21年3月期のCCC(Cash Conversion Cycle:キャッシュ・コンバージョン・サイクル)を1年前と比較しています。CCCは、次のように定義されます。 CCC=売上債権回転期間+棚卸資産(在庫)回転期間-支払債務回転期間 こ … 続きを読む→

個人資産2000兆円の使い方

日経新聞によれば、家計の金融資産が2021年3月末で2000兆円の大台に乗りました。このうち、現預金の比率は54%ですから、1000兆円以上が現預金として眠っているといえます。株式や投資信託などの「投資」の比率は1989年12月末には33%に達していました。この時期は、日経平均株価がまさに至上最高値38,915円をつけたタイミングです。政府の「貯蓄から投資へ」の掛け声むなしく、その後は「投資」の比 … 続きを読む→

アステラス製薬の新たな挑戦

2021年5月26日、アステラス製薬は、2022年3月期から2026年3月期までの「経営計画2021」を発表しました。計画の中で、2026年3月期には株式時価総額7兆円以上を目指すという野心的な目標を掲げました。アステラスの時価総額は現在、約3.3兆円です。なんと2倍を超える目標ですから驚きです。株価は短期的には業績以外の影響を受けます。企業が時価総額の目標値を中期経営計画に盛り込むのは非常に珍し … 続きを読む→

おかしな金庫株の使い道

企業が自社株買いで買い戻した株式はそのまま保有するか、消却されることになります。企業がそのまま保有した場合、その株式は金庫株と呼ばれます。金庫株には議決権と配当はありません。また、金庫株は資産に計上するのではなく、株主資本の控除項目として計上されます。つまり、金庫株は、株式時価総額や1株当たり利益(価値)の計算の際には株式数に含めないのです。 よくある勘違いは金庫株を消却すると株主還元につながると … 続きを読む→

三井住友トラストHDの本気度

皆さんには、PL頭からBS頭になっていただきたい。これまで何度も申し上げてきました。PL頭のPL社長は「売上あげろ、コスト削減して利益出せ」これしか言いません。BS頭のBS社長は、インプットとアウトプットの両方を考えられる経営者です。つまり、BS頭とは限られた経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報など)というインプットを営業利益というアウトプットにどのように結びつけるかを考えることと言えます。 BS頭で … 続きを読む→

貝殻(シェル)販売に歯止め

ついに米国でのSPAC上場に急ブレーキがかかりました。SPACとは、Special Purpose Acquisition Companiesの頭文字をとったものです。未上場企業を買収するのを目的として、上場するシェルカンパニー(ペーパーカンパニー)と言えます。SPACは買収企業が決まらないうちに上場することによって株式市場から資金調達するため、ブランク・チェック(金額欄が空白の小切手)カンパニー … 続きを読む→

パナソニックの決断

2021年4月23日付、パナソニックは、サプライチェーン・ソフトウェアの専門企業、Blue Yonder(ブルーヨンダー)を買収すると発表しました。パナソニックは2019年11月にはすでにBlue Yonderとの合弁会社を国内に設立し、20年春には860億円を投じて出資比率を20%としていました。今回は80%分の株式を追加取得し完全子会社化するものです。 日経新聞によれば、パナソニック自身が20 … 続きを読む→

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