カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

2020年「デジタル元年」におけるGAFA

GAFA(ガーファ)と呼ばれるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンなどの米国IT企業が市場を独占し、競争環境をゆがめているという指摘があります。日本国政府は2020年を「デジタル元年」と位置づけ、これらのIT企業による市場寡占を規制するルール作りを本格化していく予定です。 2019年12月末時点の世界時価総額トップ10は以下の通りです。GAFA4社の時価総額はアップル144兆円、アルファベ … 続きを読む→

CFOポリシー

年末年始に読んだ「CFOポリシー」はとても読み応えあるものでした。著者であるエーザイCFOの柳氏は、早稲田大学会計研究科の客員教授でもあります。本書は理論と実践が融合しており、まさに「世界の投資家の視座と企業価値創造」を意識したものになっています。 この本で特筆すべきは、非財務戦略として柳氏が独自に開発した「ROESGモデル」が詳細に説明されていることです。ROESGとは、ROEとESG(環境・社 … 続きを読む→

三菱重工、事業選択に指標導入

2019年12月11日付の日経新聞によると、三菱重工業が事業継続の判断基準に財務指標を導入するようです。記事によれば、「総資産利益率(ROA)6%」と「総資産回転率1倍」が目安で基準に届かない事業は売却や撤退も含めた立て直し策を検討する予定です。 ここでROAを復習してみましょう。ROA(=Return on Asset)は当期純利益を総資産で割って算出します。言ってみれば、資産をどれだけ効率的に … 続きを読む→

IRRの注意点再び Part2

前回はIRRの再投資の前提により、キャッシュフローが早期に生まれるプロジェクトでは、結果的に投資利回りが過大に算出されることを取り上げました。今回は「投資の延期時の評価」について書きたいと思います。 下図のようなプロジェクトを考えてみましょう。NPVは182、IRRは割引率10%に対して、14.9%ですから、NPV法、IRR法のどちらの方法でもこのプロジェクトは投資すべきということになります。 仮 … 続きを読む→

IRRの注意点再び

投資判断の手法には、大きく分けてNPV法(正味現在価値法)とIRR法(内部収益率法)の二つがあります。この二つの方法を比較すると、IRR法は「再投資の前提」や「投資の延期時の評価」に関して問題があると言えます。 「再投資の前提」についての詳細はブログ「IRRの隠れた前提とは」をご覧いただくとして、今回は、その再投資の前提による影響について考えてみたいと思います。実は、この再投資の前提によって、IR … 続きを読む→

ソフトバンクGの未来

11月6日、「ぼろぼろであります。真っ赤っかの大赤字」という孫正義氏の発言で始まったソフトバンクグループの決算説明会。2019年7~9月期の連結決算(国際会計基準)は営業利益が7,043億円の赤字(前年同期は7,057億円の黒字)、当期純利益は7,001億円の赤字(前年同期は5,264億円の黒字)となっています。 この結果に対して、孫氏自ら「4半期でこれだけの赤字を出したのは創業以来初めてのこと」 … 続きを読む→

老後2,000万円問題を忘れるな!

2019年6月、金融庁の「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」が「老後2,000万円問題」として世間を騒がせたことは記憶に新しいことです。 報告書によれば、老後の必要額2,000万円は、以下の前提のもと算出されています。 ・夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である。 ・30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である。 ・その間の家計収支がずっと … 続きを読む→

グループ・ガバナンスの重要性

コーポレートガバナンス改革も5年目を迎え、上場会社における社外取締役の導入などを中心に着実に進展しつつあります。社外取締役を3人以上選任、または取締役会の3分の1を占める企業は、東証1部上場企業の半数近くである1000社を越えました。 今後のコーポレートガバナンス改革は「形式から実質へ」の深化が求められるフェーズに入っていると言われています。こうした中、経済産業省は、2019年6月に「グループ・ガ … 続きを読む→

迅速な経営判断の難しさ

2019年10月21日付日経新聞に「迅速な経営判断の難しさ」というフィナンシャルタイムズの記事が掲載されました。そこでは、掃除機で有名なダイソンの電気自動車(EV)の開発中止が取り上げられていました。創業者ジェームズ・ダイソン氏は従業員宛てのメールに「惨めで恥ずかしいUターン」と書いたとあります。 確かに、どんな企業でも新しいことをやる時には難しい決断が必要でしょう。ただ、より難しい決断はジェーム … 続きを読む→

日立4.5兆円を成長投資へ

日立製作所(以下日立)が攻めに転じます。2019年6月に発表された中期経営計画で今後3年間でM&Aや研究開発、設備投資に合計約4.5兆円を向けるとしています。日経新聞の報道によれば、投資資金の原資は、営業キャッシュフローで2.5兆円、非中核事業や持ち合い株式の売却で8000億円、現預金2000億円、残りの1兆円は借入や社債のようです。 出所:CEO Remarks Hitachi IR D … 続きを読む→

石野 雄一の本

アマゾンの「オールタイムベスト ビジネス書100」にランクイン!

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました。
知識ゼロからでも大丈夫! 世界一わかりやすいファイナンス入門です。

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
最強のビジネス小説、誕生!
Top