機会費用(=オポチュニティーコスト)とは、あるプロジェクトを選択したことによって失うキャッシュフローのことです。投資判断の際には、投資をした場合に獲得できるキャッシュフローから投資をしなかった場合に得られたであろうキャッシュフローを機会費用として、差し引かなくてはなりません。(With-Withoutの原則)
私が行ったビジネススクールの先生はこんな説明をしてくれました。MBAという学位を得るためのコストには、MBAに来なかったら得られたであろう2年間の給料(正確には生活費などの費用は控除しないといけません)を機会費用として含めないといけないということです。
このコストは、財務会計上ではコストとして認識されることはありません。なぜなら、先ほどの2年間の給料は実際にキャッシュとして出ていくわけではないからです。ただし、意思決定の際には考慮しないといけません。