今朝のTVで宝島のファッション誌「sweet」が取り上げられていました。私は、今日までこの雑誌の存在を知りませんでしたが、他社の雑誌の廃刊が相次ぐ中、月刊100万部の販売数を誇るといいます。
その秘密は、なんと雑誌の付録。毎号、ブランド物のポーチやトートバッグなどが付いてくるといいます。確かに今までの付録のチープなイメージを一新するようなかわいいモノです。
広報担当者はインタビューの中で、「雑誌の競合は、雑誌だとは思っていません」「パッケージ化できるものは全て本屋で売れます」と言っていました。
実際に、ヒット商品の「電子たばこヘルシー」は、同社が手がけています。また、「ブランドムックシリーズ」は、各ブランドの新商品情報を紹介した雑誌に、そのブランドの限定品付録がついてくるというものです。雑誌という形はとっていても、付録ありきといった感じです。
こうしてみると、従来の出版業というよりは、書店やコンビニなどのチャネルを活用した物販業に近いものがあります。商品が限定ものというのもポイントですね。なにせ、当該ブランドのショップでも売っていないらしいのです。
「雑誌のコンテンツで勝負しろよ!」と他社の声が聞こえてきそうですが、新しいビジネスの形であることは確かです。