バランスシートとは、ご存知の通り「貸借対照表」のことです。なぜ、バランスシートというか?それは、左側の資産の合計と右側の負債・純資産の合計がバランスするからって習いましたよね。
実は、その考え方は間違っていたのです。「純資産」は、2006年の会社法が施行されるまでは、「資本」と呼ばれていました。なぜ、名称が変わったのか。
なぜなら、「純資産」という名称の方がバランスシートの本質を表しているからなんです。つまり、「資産から負債を引いたら純資産になる」これこそが、本来の意味なのです。
それでは、なぜバランスシートというのか。ここでのバランスは、「均衡」ではなく、「残高」だったんです。つまり、バランスシートとは、左右のバランスのことではなく、現金の残高はいくら、在庫の残高はいくら、借入の残高はいくらといった、ある時点の財産の残高表のことだったんですね。
実はこのように考えることは、IFRSの貸借対照表中心(資産負債アプローチ)を理解するうえで重要だったりします。
知らなかった。って、私は、今日この本を読んで知りました(笑)
いやぁ、財務3表一体理解法と並んでいい本です。