負けに不思議の負けなし

前回のブログ「成功のカギよりも失敗の原因が大事」に関して、読者の方から感想メールをいただきました。その方から、野村克也氏の言葉を教えていただきました。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 有名な言葉らしいのですが、私は知りませんでした。これは本当に味わい深い言葉ですね。

成功のカギよりも失敗の原因が大事

コンサルタントの戦略立案のアプローチとして、その業界のKSF(key Success Factor:成功のカギ)に焦点をあてていくことがあります。 数年前、私がやりたいと思っていたビジネスに関して、経験のある経営者の方々にまさにこのアプローチで話を聞いて回ったことがあります。 そのとき、私が異口同音に言われたのが次のことです。 「石野さん、成功のカギを聞くよりも、失敗しないためにはどうすべきかって … 続きを読む→

NPV法がIRR法よりも優れている理由

あまり、知られていないのですが、NPV法では、投資をして、入ってくるキャッシュフローは、資本コストで再投資されるという仮定がおかれています。 一方、IRR法では、入ってきたキャッシュフローは当該プロジェクトの内部収益率で再投資されるという仮定がおかれています。 資本コストは、投資家(株主+債権者)が最低限要求する収益率でもあります。したがって、他の投資機会に再投資する際の収益率が資本コストであると … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の誤解

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 日本では、圧倒的にIRRを使っている企業が多いように見受けられます。これには、NPVを算出する際には、割引率を考慮しなくてはいけないのに対して、IRRの計算には、割引率を使わなくてすむからというのが理由としてあるようです。 これは … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点(ふたたび)

経営には、「率」と「額」とのバランスが大切という話をしましたが、IRR(内部収益率)が意思決定には使えないということには変わりはありません。 なぜなら、IRRは、投資案の優先順位を決定する場合、正しい結論を出せるときもあれば、出せないときもあるからです。 これは、投資判断指標としては、致命的なことだと思います。この点だけは、強調してもしすぎることはないと思います。

本当に「率」より「額」が重要なのか?

先日のブログの内容『経営は「率」より「額」が大事』に関して、ひろき(Twitter ID:@funaguman)さんから、Twitterを通して、次のようなフィードバックがありました。 以下は、ひろきさんと私のやり取りです。ちなみにブログ掲載は、ひろきさんの了解をいただいています。 ひろきさん: 「このぐらい極端な例だと誰もが納得ですが、「率」と「額」双方のバランスが重要ですよね。」 私: 「おっ … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 この二つの指標ですが、商社に人気のIRRには、実は大きな弱点があります。それは規模の違いをとらえることができないということです。 たとえば、100円投資して、1年後に150円のキャッシュインがある場合と100万円投資して、1年後に … 続きを読む→

名目金利と実質金利(再び)

名目金利とは、日頃私たちが使っている金利のこと。実質金利とは物価の上昇率を加味した実際の金利でした。 実質金利と名目金利の関係式は、 実質金利=名目金利-期待インフレ率 でした。でも、これは簡易版です。 ファイナンスを勉強している我々は、次のような関係式の存在を覚えておきましょう。 1+名目金利 = (1+実質金利)(1+期待インフレ率) 例えば、定期預金金利が1%で期待インフレ率が▲2%の場合、 … 続きを読む→

名目金利と実質金利

名目金利とは、日頃私たちが使っている金利のことをいいます。銀行の定期預金金利が3%だなんていう時は名目金利を指します。見かけの金利と言ってもいいかも知れません。 実質金利とは物価の上昇率を加味した実際の金利です。名目金利から期待インフレ率を差し引いた次の式で概算の値が計算できます。 実質金利=名目金利-期待インフレ率 例えば、今の銀行の定期預金金利が3%の場合、期待インフレ率が3%なら、定期預金の … 続きを読む→

仮説という名の思い込み

前職のコンサルティング会社のクリスマスパーティのことです。余興のひとつとして、奥様の夫に対する不満というテーマでのアンケート発表がありました。 そのアンケートの中に「仮説という名の思い込みが激しい」というのがありました。会場は大爆笑。ある意味、みんな思い当たるふしがあったのだと思います。 コンサルタントの職業病かも知れませんが、自分の仮説が単なる思い込みかも知れないという視点は常に持っていたいもの … 続きを読む→

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