NPV法がIRR法よりも優れている理由

あまり、知られていないのですが、NPV法では、投資をして、入ってくるキャッシュフローは、資本コストで再投資されるという仮定がおかれています。 一方、IRR法では、入ってきたキャッシュフローは当該プロジェクトの内部収益率で再投資されるという仮定がおかれています。 資本コストは、投資家(株主+債権者)が最低限要求する収益率でもあります。したがって、他の投資機会に再投資する際の収益率が資本コストであると … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の誤解

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 日本では、圧倒的にIRRを使っている企業が多いように見受けられます。これには、NPVを算出する際には、割引率を考慮しなくてはいけないのに対して、IRRの計算には、割引率を使わなくてすむからというのが理由としてあるようです。 これは … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点(ふたたび)

経営には、「率」と「額」とのバランスが大切という話をしましたが、IRR(内部収益率)が意思決定には使えないということには変わりはありません。 なぜなら、IRRは、投資案の優先順位を決定する場合、正しい結論を出せるときもあれば、出せないときもあるからです。 これは、投資判断指標としては、致命的なことだと思います。この点だけは、強調してもしすぎることはないと思います。

本当に「率」より「額」が重要なのか?

先日のブログの内容『経営は「率」より「額」が大事』に関して、ひろき(Twitter ID:@funaguman)さんから、Twitterを通して、次のようなフィードバックがありました。 以下は、ひろきさんと私のやり取りです。ちなみにブログ掲載は、ひろきさんの了解をいただいています。 ひろきさん: 「このぐらい極端な例だと誰もが納得ですが、「率」と「額」双方のバランスが重要ですよね。」 私: 「おっ … 続きを読む→

IRR(内部収益率)の最大の弱点

設備投資の判断指標の主なものにNPV(=Net Present Value=正味現在価値)とIRR(=Internal Rate of Return)の二つがあります。 この二つの指標ですが、商社に人気のIRRには、実は大きな弱点があります。それは規模の違いをとらえることができないということです。 たとえば、100円投資して、1年後に150円のキャッシュインがある場合と100万円投資して、1年後に … 続きを読む→

名目金利と実質金利(再び)

名目金利とは、日頃私たちが使っている金利のこと。実質金利とは物価の上昇率を加味した実際の金利でした。 実質金利と名目金利の関係式は、 実質金利=名目金利-期待インフレ率 でした。でも、これは簡易版です。 ファイナンスを勉強している我々は、次のような関係式の存在を覚えておきましょう。 1+名目金利 = (1+実質金利)(1+期待インフレ率) 例えば、定期預金金利が1%で期待インフレ率が▲2%の場合、 … 続きを読む→

名目金利と実質金利

名目金利とは、日頃私たちが使っている金利のことをいいます。銀行の定期預金金利が3%だなんていう時は名目金利を指します。見かけの金利と言ってもいいかも知れません。 実質金利とは物価の上昇率を加味した実際の金利です。名目金利から期待インフレ率を差し引いた次の式で概算の値が計算できます。 実質金利=名目金利-期待インフレ率 例えば、今の銀行の定期預金金利が3%の場合、期待インフレ率が3%なら、定期預金の … 続きを読む→

仮説という名の思い込み

前職のコンサルティング会社のクリスマスパーティのことです。余興のひとつとして、奥様の夫に対する不満というテーマでのアンケート発表がありました。 そのアンケートの中に「仮説という名の思い込みが激しい」というのがありました。会場は大爆笑。ある意味、みんな思い当たるふしがあったのだと思います。 コンサルタントの職業病かも知れませんが、自分の仮説が単なる思い込みかも知れないという視点は常に持っていたいもの … 続きを読む→

東芝の事業ポートフォリオ管理

今朝の日経新聞の会社研究(経営者が選んだ注目銘柄③)という記事で東芝が取り上げられていました。東芝は、事業ポートフォリオ管理によって、不採算事業の選別を行っているようです 一般的には、この事業ポートフォリオ管理は、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)と呼ばれています。PPMは、業界の魅力度と業界内の位置づけによって、自社内のさまざまな事業や製品の優先順位や投資配分を決定するという考え … 続きを読む→

変動費の誤解

変動費とは何か?と聞かれて売上高に応じて変動する費用と答えるとしたら、それは間違いです。 売上高は、単価×数量に分解できます。単価がいくら下がっても変動費は下がりません。変動費は比例費。それも数量に比例する費用と考えるのが正しいのです。 つまり、数量比例する費用かどうかが変動費と固定費を分ける基準ということです。

石野 雄一の本

アマゾンの「オールタイムベスト ビジネス書100」にランクイン!

実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス

実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス 最強の入門書誕生。「超わかりやすい」と評判のセミナーが1冊の本になりました。講義調のわかりやすい解説で、難しいファイナンスがすっきり分かります。

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました。
知識ゼロからでも大丈夫! 世界一わかりやすいファイナンス入門です。

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
最強のビジネス小説、誕生!
Top