カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

セブン&アイHD 7期連続の増収増益

先日、セブン&アイホールディングス(以下セブン&アイHD)の業績発表がありました。セブン&アイHDの2018年2月期の連結売上高は6兆378億円と前期比+3.5%。営業利益は前期比+7.4%の3,916億円となり、7期連続の増収増益となっています。 セブン&アイHDの収益構造はいびつです。同社の事業セグメントは、国内コンビニエンスストア(以下CVS)、海外コンビニエンスストア、スーパーストア、百貨 … 続きを読む→

ファンダメンタル分析の手法と実例

今回は、「外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法」という本をご紹介したいと思います。 著者の二人は証券会社に所属する、いわゆるセルサイドアナリストではなく、投信投資顧問会社や生保・銀行等の資産運用を行う会社に所属するバイサイドアナリストです。言ってみれば、「機関投資家」という立場にあります。 セルサイドアナリストは、顧客に対してレポートによる業界・企業の情報提供を行うことが主 … 続きを読む→

米ゼロックス買収は吉と出るか?

富士フィルムホールディングス(HD)による米ゼロックス買収が話題になっています。驚いたのは、事務機器の名門である米ゼロックスを富士フィルムHDが”ただ”で手に入れるということです。 買収スキームは次の通りです。まず、富士ゼロックス(富士フィルムHD75%、米ゼロックスが25%出資)が金融機関から6,710億円を借り入れし、富士フィルムHDが持つ75%分の自社株を取得します。 … 続きを読む→

修正IRRという新提案

前回のブログでは、IRRの隠れた前提には、各年度のCFをIRRでプロジェクト終了時まで再投資できるという前提があるという話をしました。 ※前回ブログ「IRRの隠れた前提とは」 例えば、0年度に1,000という投資を行い、3年間にわたって500というキャッシュインがあるというプロジェクトAは、3年目に1,878のキャッシュインがあるプロジェクトBと同じ内部収益率23.4%になります。 反対にプロジェ … 続きを読む→

IRRの隠れた前提とは

IRR(内部収益率)には、特筆すべき点があります。それは、プロジェクト期間中に得られるキャッシュフローをIRRで再投資できるという隠れた前提があるということです。 まずは、下図をご覧ください。今1,000という投資を実行し、1年目から3年間にわたり、500というキャッシュが獲得できるというプロジェクトがあるとします。このプロジェクトのIRRは23.4%となります。 これを違った角度から見てみましょ … 続きを読む→

日本企業の「高齢化」に歯止め

2018年2月4日付日経新聞によれば、日本企業の「高齢化」に歯止めがかかっているそうです。 日経500種平均株価を構成する主要企業(金融・不動産を除く)のうち過去と比較できる395社を調査。直近3年間の営業活動、投資活動、財務活動の3つのCFをもとに統計的な手法で各社を年齢づけしています。 主要企業の平均年齢は44.4歳。5年前と比べた加齢幅は0.1歳、10年前比でも0.4歳の上昇にとどまったこと … 続きを読む→

WACC再考

つい最近のことです。こんな質問をもらいました。 「WACC(資本コスト)って負債コストと株主資本コストの加重平均したものですよね。WACC以上のROICじゃないと企業価値を棄損するってことですけど、負債コストの方が普通は低いんですよね。株主の企業に対する要求収益率(企業にとっての株主資本コスト)よりも、WACCは低くなると思うんですが、それで株主は納得するでしょうか。」 ファイナンスを10年以上教 … 続きを読む→

ピジョンがすごい

最近「会社四季報から始める企業分析 最強の会計力」という本を読みました。これはこれで面白い本でした。ですが、今回取り上げたいのは、この本の中で企業価値経営に取り組んでいる企業として紹介されていたピジョンです。 ピジョンという会社が業績好調、株価も右肩上がりであるというのは知ってはいました。そして、創業者が哺乳瓶の乳首を開発するために実際に出産経験がある女性1,000人近くの乳首を吸ったという有名な … 続きを読む→

気がつけば格付け先進国

2017/12/24付日経新聞によれば、格付投資情報センター(R&I)の格付けを取得した上場企業約450社を集計。シングルA格とダブルA格は計75%と過去最高の比率。10年間で10ポイント上昇したといいます。米S&Pグローバルの格付けでも80%を占めるとのことです。この高格付けの原因は、上場会社の大半が実質無借金会社であることにあります。 実際のところ、格付けは、特に高くする必要は … 続きを読む→

日本電産、CCC削減に取り組む

2017/12/16付日経新聞によれば、日本電産が2018年3月期の「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」を前期実績より5日短い71日とする方針のようです。CCCは原材料費の支払いから製品の代金回収するまでの日数を表します。 日本電産は在庫圧縮や売掛金の早期回収を進め、21年3月期には60日へ短縮するというアグレッシブな目標を打ち出しています。 CCCの削減は運転資本の圧縮につながるこ … 続きを読む→

石野 雄一の本

アマゾンの「オールタイムベスト ビジネス書100」にランクイン!

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました。
知識ゼロからでも大丈夫! 世界一わかりやすいファイナンス入門です。

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
最強のビジネス小説、誕生!
Top