先週の会社当てクイズの答えです。A社はアップル、B社はマイクロソフト、C社はグーグルの持ち株会社であるアルファベット、D社はアマゾン、E社はフェイスブックでした。
2017年11月末現在の時価総額TOP 5は、1位アップル、2位グーグルの持ち株会社であるアルファベット、3位マイクロソフト、4位アマゾン、5位フェイスブックでしたから、時価総額の順位でちょうど、2位のアルファベットと3位のマイクロソフトが入れ替わったという感じです。
売上高が一番多いA社がアップルだと分かった人は多いかも知れません。意外なのはアップルのバランスシートが一番大きいという点です。アップルといえば、生産のための工場を自社ではもたず、完全に他社に委託するファブレス経営で有名だからです。
実はアップルのその他資産の中の大半(総資産の52%)は米国債や社債などの長期投資なのです。現金+短期有価証券が総資産の20%ですから、現金と市場性のある有価証券投資が総資産の約70%を占めることになるわけです。
また、D社がアマゾンであるとわかった人も多かったのではないでしょうか。営業利益率が3%はあまりにも目立ちます。つい先日もソフトウェア・インターネット関連企業で初めて研究開発投資で世界一になりました。販管費に占める研究開発費の割合も年々高くなっています。アマゾンの積極的な投資姿勢は誰もが知るところです。目先の利益を追求せず、未来投資を優先する姿勢は創業当初から変わっていません。
次に分かりやすいところでいえば、E社のフェイスブックではないでしょうか。5社の中では一番、売上高が低いものの、営業利益率がダントツの45%だからです。フェイスブックの売上の98%が広告収入であるというのが高収益の理由です。
フェイスブックは2017年6月、フェイスブックサービスの世界利用者が20憶人に達したと発表しています。世界の4分の1以上がフェイスブックを使っていることになります。また、フェイスブック以外にもメッセージングサービスの「WhatsApp(ワッツアップ)」「Messenger(メッセンジャー)」、そして「Instagram(インスタグラム)」を提供しています。
この会社当てクイズは難しいですよね。正直、私はグーグルの持ち株会社であるアルファベットとマイクロソフトを間違えました。