明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。何かをなす時、タイミングは馬鹿にはできません。時を制する者を「時代の寵児」といいます。また、列子はこう言っています。「時を得るものは栄え、時を失う者は滅ぶ」
日本には、古来から暦で年・月・日・時間の力「バイオリズム」を活用して物事を進める習慣がありました。時にはそれぞれ、我々の学ぶべきテーマが設定されています。1日24時間(子の刻から亥の刻)で学べなければ、12日間があり、12か月があり、最大12年が用意されています。
干支は動物とは全く関係ないことをタイミングを見計らって周りのお子様にお話ください。
昨年の干支である子(ね)は孳(ふゆる)を表すと言われています。私たちのテーマは「生命力の始動・再生する天意のきざし・教導の愛と求道の心」がキーワードでした。
昨年はコロナが世界を大きく揺るがしたといえます。新しい生命が種の中で芽生え始める。そんな兆しともいえます。また、大変な時期だからこそ、自分のことばかりではなく、他者への思いやりを持つことの大切さを私たちは思い知らされた一年ともいえます。
それでは、今年の「丑(うし)」が表す私たちのテーマは何でしょうか。丑(うし)は紐(からむ)を表すと言われています。キーワードは「結びつける力・愛で結合されたものがつながっている状態(縁)」です。
いつこの状況が終息するか分からない焦燥感の中で、私たちは時として自暴自棄になりがちです。しかし、そんなときだからこそ、イマ、ココにある「ヒト・コト・モノ」を大切にすること。運は天から降ってくることはありません。どんな時もヒトが運んでくるのです。だからこそ、出会いを、そしてそのご縁を今まで以上に大切にすることが今年のテーマではないかと思っています。
今年が皆さんにとっても、ご家族にとっても、そして大切な友人にとっても素晴らしい1年になることをお祈りしております。