月別アーカイブ: 2018年11月

資生堂のROICを予想してみる

資生堂は11月8日に2018年第3四半期の決算を発表しました。売上高8,058億円、営業利益1,014億円と過去最高を更新です。売上高は前年比+10.2%、営業利益は前年比+43.5%となっています。さらに営業利益率は12.6%と二ケタを達成しています。 市場が懸念していた中国人向けの販売動向は蓋を開けてみれば、中国向けの売上高が前年比+33%(1~9月期)と地域別でもっとも高い成長となりました。 … 続きを読む→

三菱航空機の行く末

2018年10月31日付日経新聞によると三菱重工業が、民間ジェット機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の開発子会社、三菱航空機に対し、単独で2200億円の金融支援をすると発表しました。 三菱重工は三菱航空機が新たに発行する1700億円の株式を単独で引き受け、さらに、三菱航空機への貸付金の一部である500億円の債権を放棄することになります。 これによって、確かに三菱航空機は18年12月末までに1 … 続きを読む→

大手商社の売上が倍増!?

2018/10/24付日経新聞によれば、国際会計基準(IFRS)が、収益(売上高)計上に関する新ルールを2018年度から強制適用しました。IFRSは米国会計基準と収益認識のやり方を共通化(コンバージェンス)するために、10年越しの議論を重ねてきました。その結果、今年度から強制的に適用を開始したのです。 例えば、これまで売上高に含めるとともに費用に計上していた取引先へのリベートを売上高から控除する方 … 続きを読む→

持続的成長達成の2つのエンジン: ROEとESG

先日、伊藤レポートで有名な一橋大学の伊藤邦雄先生の基調講演「持続的成長達成の2つのエンジン: ROEとESG」を聞く機会がありました。 今回はこの講演における伊藤先生のコメントを箇条書きではありますがご紹介したいと思います。 これまで大学で37年教えてきたが、ようやくこの4年くらいになって、日本の未来が開けてきた気がする。 コーポレートガバナンスの「枠組み」はようやく整備されてきた(第一幕)。これ … 続きを読む→

会社売却とバイアウト実務のすべて(宮﨑淳平著)

先週末は「会社売却とバイアウト実務のすべて」を読みました。この本は、会社売却・事業売却(売却型M&A)のノウハウを惜しげなく記した専門書です。会社売却を考えている中小・ベンチャーのオーナー経営者や事業会社のM&A・子会社売却担当者にとってのバイブルにしたいという著者の想いがまさに形になったものだと言えます。もちろん、タイトルにある通り、バイアウト(買収)する側の実務についても一部解 … 続きを読む→

バフェットの心変わり!?

2018年8月30日付ロイターによれば、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが2012年以来6年ぶりに自社株買いを実施したそうです。 バフェットは、自らの投資哲学を頑なに守りバークシャーを今や時価総額5400億ドル(約62兆円)の巨人へと育て上げました。日本でトップを誇るトヨタ自動車の時価総額が約23兆円ですから、その規模の大きさが分かります。 自社株買いとは、企業 … 続きを読む→

某メガバンクの犯した間違い

最近、私たちがレビューしたモデル(某メガバンク作成)に重大な間違いがありました。プロフェッショナルである金融機関がこのような間違いをすることは許されませんが、注意していないと誰もが犯す間違いだと思いますので簡単な例を使って説明したいと思います。 次のようなプロジェクト(ケースA)のIRR(内部収益率)を計算する場合、あなたなら、どうするでしょうか。そうです。IRR関数を活用すれば一瞬で、このプロジ … 続きを読む→

日本企業のガバナンスの実態

2018/6/28付日経新聞に、早稲田大学の柳良平客員教授が5月末にかけて国内外の141の投資家にアンケートした結果が掲載されていました。このアンケートによれば、企業価値の算出に当たって、日本企業が抱える現預金は4割ほど価値が割り引かれているのです。 米国での実証研究では、米企業が持つ1ドルは1.09ドルと評価されているといいます。なぜ、日本企業の現預金がディスカウントされるのか。日本企業の場合、 … 続きを読む→

国際会計基準「のれん」処理見直しの影響

日経新聞によれば、国際会計基準(以下IFRS)を策定する国際会計基準審議会(IASB)が、企業買収を巡る会計処理の見直しに着手したようです。議論の焦点となっているのは、企業買収で発生する「のれん」の処理方法です。 「のれん」とは買収対象先のブランド力など見えない資産の価値と考えられています。通常、買収対象先の純資産を超える買収金額を支払うことが多く、この純資産と買収金額の差額を買い手の企業は「のれ … 続きを読む→

株式価値向上に向けた取り組みについて

今回は、生命保険協会が発表している調査資料である「株式価値向上に向けた取り組みについて」を取り上げたいと思います。この調査は毎年行われており、今回は上場企業581社、機関投資家213社のアンケート結果をまとめています。 この資料は企業と投資家の認識のギャップがとても表れており、これからの企業経営、コーポレート・ガバナンスを考える上でとても参考になります。ここでは、私が重要だと思うアンケート調査結果 … 続きを読む→

石野 雄一の本

アマゾンの「オールタイムベスト ビジネス書100」にランクイン!

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

まんがで身につくファイナンス

まんがで身につくファイナンス ファイナンス本のベストセラー著者が、今まででいちばんわかりやすく書きました。
知識ゼロからでも大丈夫! 世界一わかりやすいファイナンス入門です。

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
最強のビジネス小説、誕生!
Top