明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。何かをなす時、タイミングは馬鹿にはできません。時を制する者を「時代の寵児」といいます。また、列子はこう言っています。「時を得るものは栄え、時を失う者は滅ぶ」そして、吉田松陰はこう語っています。「得ることがむずかしく、逆に失いやすいは時である」
日本には、古来から暦で年、月、日、時間の力「バイオリズム」を活用して物事を進める習慣がありました。「時」にはそれぞれ、我々の学ぶべきテーマが設定されています。1日24時間(子の刻から亥の刻)で学べなければ、12日間があり、12か月があり、最大12年が用意されています。干支は動物とは全く関係ありません。
昨年の「寅(とら)」が表す私たちのテーマは何だったでしょうか。寅(とら)は螾(のびる)を表します。その意味は「万物の発生発芽の意。秘蔵された潜在的な意志がいっきに発動する力」です。コロナ禍で、私たちの活動が制限される中にあっても、次の成長のために力を蓄えてきた人には大きな飛躍の年になったのではないでしょうか。
一方、昨年2月には新型コロナが国内感染、累計500万人を超えました。また、ロシア軍によるウクライナ侵攻が起こりました。世界各国で、物価上昇が問題になり、中央銀行があいつぐ利上げを行いました。反グローバル化が進み、世界、社会の分断化が進み、自分たちさえ良ければいいという風潮が蔓延してきているように感じます。
それでは、今年の「卯(う)」が表す私たちのテーマは何でしょうか。卯(う)は冒(さかん)を表します。その意味は「心身の成長が盛んで、豊かさの扉が開かれ、繁栄していく様」です。何事にも、プラスの側面とマイナスの側面があります。そのどちらを観るかは、私たちに任されています。今年が皆さんにとっても、ご家族にとっても、そして大切なご友人にとっても素晴らしい1年になることをお祈りしております。
※このブログを毎週、あなたにお届けします。無料メールマガジンは以下の登録フォームからお申込みください。