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一人負けのメタ(旧フェイスブック)

アップルやグーグル(アルファベットが親会社)などビックテック5社の2021年10~12月期決算が出そろいました。メタ(旧フェイスブック)を除く4社の純利益が前年同期を上回り、唯一の減益(前期比△8%)となったメタの「一人負け」が鮮明となっています。

出所:yahoo finance

GAFAM5社のうち、メタとグーグルは広告事業が主体です。この2社でネット広告の6割近くのシェア(eMarketer2019)があるといいますから、驚くばかりです。メタの業績が落ち込む一方で、グーグルの業績は好調です。明暗を分けたのは、昨年4月にアップルがiPhoneの新OS「iOS14.5」の提供を始めたことです。これにより、端末ごとに割り振った識別情報の利用が事前承認制になりました。その結果としてアップルのスマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」利用者へのターゲティング広告は制限されました。

一方のグーグルの広告事業は、ネット検索のキーワードに関連した内容を表示するサービスの比重が大きいわけです。メタと異なり、独自に集められる情報が多く、アップル規制の影響を受けにくかったといえます。

私自身で言えば、ビックテック5社の中でなくなっても困らないのはメタです。google検索はともかく、gmailやgoogle mapは私にとってなくてはなりません。アップルのiphoneやipad、apple watch、それにアマゾンがない生活は今や想像できません。さらにマイクロソフトのOffice、なかでもExcelがないと仕事になりません。

そもそも、メタ以外のビックテックは他社では代用不可能なプラットフォームを手中にしています。グーグルは圧倒的な検索エンジンやアンドロイドでリアルの端末とつながり、アップルはiphoneを地球上の多くの人に販売しています(累積販売台数は20億台を超えます)。アマゾンは、物流を支配し、クラウドサービスでは大きなシェアを占めています。マイクロソフトのOSは様々な基幹業務に不可欠の存在になっています。

それに比べるとメタのビジネスは脆弱です。グーグルとアップルがアプリストアからメタのアプリを締めだせば、多大な影響があるわけです。実際に、アップルの個人情報保護強化でダメージを受けているわけです。他社にビジネスの根幹を握られているメタの次の一手こそが、メタバース(ネット上のもう一つの世界)というプラットフォームを手に入れることなのでしょう。メタの正式名称は、メタ・プラットフォームズです。今後のメタの動向に注目していきたいと思います。

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