私たちは、やもすると、利益改善の打ち手として、すぐに固定費削減を思い浮かべます。
ところが固定費の削減は利益の改善にはつながりにくいのです。
下のスライド(クリックすると拡大)は、2003年度における東証一部上場企業の損益構造の平均値に基づくシミュレーション結果です。
価格を1%改善すると、営業利益は23.2%も向上することがわかります。
一方で、固定費1%の改善は、営業利益5.9%の改善にしかつながりません。
このことから、プライシング(値付け)の重要性がおわかりいただけると思います。
ということで、今日は午後から、クライアント先でプライシングポリシーの策定に関して打ち合わせです。