前回の企業クイズの答えをお知らせします。A社はAmazon、B社はMicrosoft、C社はGoogleの親会社であるAlphabet、D社はApple、E社はFacebook(現在はMeta)、F社はTesla、G社はNvidiaです。
営業利益率を見ると、最も分かりやすいかもしれません。営業利益率が一桁である企業は、AmazonまたはTeslaである可能性が高いと考えられます。Amazonは従来から、研究開発費など未来への投資に積極的です。短期的な利益よりも長期的な投資を優先する姿勢は、創業以来変わっていません。
電気自動車を製造するTeslaは、相応の原材料費や研究開発費が必要でしょう。売上高の大きさから、A社がAmazon、F社がTeslaであることがわかるでしょう。私自身、今やAmazonがマグニフィセント7社の中で最も売上高とバランスシートの規模が大きいと知って驚きました。
GPUを中心とする画像処理半導体はAIにとって不可欠で、この分野でNvidiaがリーダーであることは広く認知されています。Nvidiaは利益率が高いことで知られていますが、売上高やバランスシートの規模はそれほど大きくないと予想されます。G社がNvidiaであると考えられます。
残りの4社(B社、C社、D社、E社)は、判断が難しいですね。Appleは4社の中で最も売上が高いと予想されますので、D社はAppleでしょう。営業利益率41.8%を記録しているB社はMicrosoftです。現在、売上高の42%がAzureなどのクラウドサービスによるものです。Office365などのビジネスも引き続き好調で、売上高の33%を占め、営業利益率は49%に達しています。これは驚くべき収益性です。
Alphabetの収益の大部分はGoogleサービスから得られており、その85%以上がオンライン広告からのものです。Metaも収入の90%以上が広告からです。両社の大きな違いは、AlphabetがMetaよりも売上高や資産の規模が大きいと予測される点です。したがって、C社がAlphabet、E社がFacebookとなります。
本日(2024年4月8日)時点で、時価総額の順位は、1位Microsoft、2位Apple、3位Nvidia、4位Amazon、5位Meta、6位Alphabet、12位Teslaです。特に、Nvidiaの今後が楽しみです。
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