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友人にプレゼントした一冊|社外CFOになって稼ぐ方法

今回のブログは、久しぶりに本当にオススメの書籍をご紹介します。

この本は、私の親しい友人に最近プレゼントした一冊です。
タイトルは『社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法』(長友大典 著)。

CFO(最高財務責任者)と聞くと、なんだかハードルが高く感じてしまいますよね。でもこの本は、多くのビジネスパーソンにとって「社外CFO」というポジションをぐっと身近に感じさせてくれます。

本書では、ずばりこう言い切っています。
「社外CFOの仕事は、投資判断と銀行との関係構築さえできればいい」と。

では、具体的にどう投資判断をすればいいのでしょうか。

著者は「財務の7つのマインド」を確認することを勧めています。その7つとは、次の通りです。

1. 社長のゴールと思いを確認する
2. 現状維持のままだと衰退してしまうため、常に投資を検討する
3. 支出は投資と費用の2種類に分類すること
4. 投資に前のめりになっている社長の代わりに客観視する
5. 儲かったお金と借りたお金で投資を加速する「財務のからくり」を理解すること
6. 過去の決算書で判断せずに、未来の資金計画で投資の判断をする
7. 計画は最悪を想定し、事前に資金調達などの対策を行う

この中でも、特に私が共感するのは「過去の決算書で判断せずに、未来の資金計画で投資の判断をする」という点です。

私の講義でもよくお伝えしていますが、決算書の数字はあくまでも「過去」の数字です。決して未来を約束してくれません。
会計の世界は過去の「利益」を扱いますが、ファイナンスの世界は未来の「現金(キャッシュ)」を扱います。

たとえば、会社が10億円の利益を出したとしても、その利益を社長のところに持っていくことはできません。利益は頭の中にある抽象的なバーチャルなもので、実体がありません。一方、10億円のキャッシュであれば、実際に持っていくことができます。目に見えて、実体があるからです。

本書では、実際に案件を受注した際に社長とどう接するべきか、その具体的な手順も非常にわかりやすく示されています。

1. 現状を把握するために、顧客の仕入れ先と販売先を書き出す
2. 偏りを見つけたら「これは大丈夫ですか?」と社長に問いかける(ここから課題が見つかる)
3. 課題を確認したら、その課題を解決することでゴールに近づけるかどうかを社長に確認する
4. 目標達成のために「何をするか」「何があればいいか」という問いを3回以上繰り返す
5. 行動計画を実行してよいか、「財務の7つのマインド」を使って確認する

ここで大事なのは、問いかけから課題を見つけること。生成AIの時代だからこそ、私たちは簡単にAIに質問できるようになりましたが、本当に重要なのは「問うべき問いを立てる力」です。それこそが社外CFOの真の役割であり、腕の見せ所です。どこかでお金の流れが滞っていないか、偏りがないかを見極めるのも同じです。

会社が存続するためには、絶対にキャッシュが必要です。
資金が足りなくなってから慌てて銀行に駆け込むのでは遅すぎます。会社が倒産するのは赤字になったときではなく、キャッシュが尽きたときです。

私が銀行員だった頃、10年間も営業赤字を垂れ流していても倒産しなかった会社がありました。それは社長が個人の資産を切り売りして現金に換え、外からお金を持ってくることができたからです。逆に、いくら見かけ上の利益が出ていても、キャッシュが金庫から尽きればそこで会社は終わります。

この本では「資金調達が9割成功する日々の銀行との接し方」についても詳しく解説されています。日頃から銀行とどうコミュニケーションを取り、関係を築いておくかが、いざという時の命綱になるのです。

さらに、私も最初の独立時に大変苦労した集客についても触れられています。人脈ゼロから見込み客に出会う方法や、長期契約を継続させるための「社外CFOのセールステンプレート」など、著者が苦労して身につけた実践的なノウハウが惜しみなく公開されています。

社外CFOを目指す方はもちろん、自社の財務を強くしたい経営者やビジネスパーソンの皆さんにとっても、非常に明快で本質を突いた一冊だと思います。


社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法

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