カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

ソフトバンクは一体何の会社なのか?

ソフトバンクグループがスプリントとTモバイルUSの合併に合意、国内の通信事業を担っているソフトバンク株式会社の上場を視野へ、ファンド2号を立ち上げを画策などの報道を見て、あなたもこんな疑問を持ったことはないでしょうか。 「ソフトバンクは一体何の会社なのか?」 つまるところ、ソフトバンクグループは通信会社なのか、それとも投資会社なのかということです。これに対して、孫さんは今月の決算説明会で「一般的な … 続きを読む→

ソニー、営業益20年ぶり最高

2018年4月28日付日経新聞によれば、27日発表した2018年3月期の連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけである営業利益が前の期比2.5倍の7348億円と、1998年3月期5,257億円達成以来、20年ぶりに最高益を更新しています。 その理由として、20年前の稼ぎ頭でその後、落ち込んだエレクトロニクス事業が生まれ変わり息を吹き返したこと。音楽やゲームなどコンテンツの継続課金モデルもここ10年 … 続きを読む→

資本コストやっと上場会社の半数認識

一般社団法人 日本 IR 協議会は、2018年4月、第25回「IR 活動の実態調査」の結果をまとめました。2018年1月現在の全株式上場会社 3,707 社に対し、調査票を郵送。1,006 社からの回答を得たといいます(回収率 27.1%)。 この中で、IR 実施企業981社のうち、自社の資本コストの水準を認識している企業の割合は 49.0%(前回44.0%)とほぼ半数まで増加し、そのうち資本コス … 続きを読む→

セブン&アイHD 7期連続の増収増益

先日、セブン&アイホールディングス(以下セブン&アイHD)の業績発表がありました。セブン&アイHDの2018年2月期の連結売上高は6兆378億円と前期比+3.5%。営業利益は前期比+7.4%の3,916億円となり、7期連続の増収増益となっています。 セブン&アイHDの収益構造はいびつです。同社の事業セグメントは、国内コンビニエンスストア(以下CVS)、海外コンビニエンスストア、スーパーストア、百貨 … 続きを読む→

ファンダメンタル分析の手法と実例

今回は、「外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法」という本をご紹介したいと思います。 著者の二人は証券会社に所属する、いわゆるセルサイドアナリストではなく、投信投資顧問会社や生保・銀行等の資産運用を行う会社に所属するバイサイドアナリストです。言ってみれば、「機関投資家」という立場にあります。 セルサイドアナリストは、顧客に対してレポートによる業界・企業の情報提供を行うことが主 … 続きを読む→

米ゼロックス買収は吉と出るか?

富士フィルムホールディングス(HD)による米ゼロックス買収が話題になっています。驚いたのは、事務機器の名門である米ゼロックスを富士フィルムHDが”ただ”で手に入れるということです。 買収スキームは次の通りです。まず、富士ゼロックス(富士フィルムHD75%、米ゼロックスが25%出資)が金融機関から6,710億円を借り入れし、富士フィルムHDが持つ75%分の自社株を取得します。 … 続きを読む→

修正IRRという新提案

前回のブログでは、IRRの隠れた前提には、各年度のCFをIRRでプロジェクト終了時まで再投資できるという前提があるという話をしました。 ※前回ブログ「IRRの隠れた前提とは」 例えば、0年度に1,000という投資を行い、3年間にわたって500というキャッシュインがあるというプロジェクトAは、3年目に1,878のキャッシュインがあるプロジェクトBと同じ内部収益率23.4%になります。 反対にプロジェ … 続きを読む→

IRRの隠れた前提とは

IRR(内部収益率)には、特筆すべき点があります。それは、プロジェクト期間中に得られるキャッシュフローをIRRで再投資できるという隠れた前提があるということです。 まずは、下図をご覧ください。今1,000という投資を実行し、1年目から3年間にわたり、500というキャッシュが獲得できるというプロジェクトがあるとします。このプロジェクトのIRRは23.4%となります。 これを違った角度から見てみましょ … 続きを読む→

日本企業の「高齢化」に歯止め

2018年2月4日付日経新聞によれば、日本企業の「高齢化」に歯止めがかかっているそうです。 日経500種平均株価を構成する主要企業(金融・不動産を除く)のうち過去と比較できる395社を調査。直近3年間の営業活動、投資活動、財務活動の3つのCFをもとに統計的な手法で各社を年齢づけしています。 主要企業の平均年齢は44.4歳。5年前と比べた加齢幅は0.1歳、10年前比でも0.4歳の上昇にとどまったこと … 続きを読む→

WACC再考

つい最近のことです。こんな質問をもらいました。 「WACC(資本コスト)って負債コストと株主資本コストの加重平均したものですよね。WACC以上のROICじゃないと企業価値を棄損するってことですけど、負債コストの方が普通は低いんですよね。株主の企業に対する要求収益率(企業にとっての株主資本コスト)よりも、WACCは低くなると思うんですが、それで株主は納得するでしょうか。」 ファイナンスを10年以上教 … 続きを読む→

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