カテゴリー別アーカイブ: ファイナンス

ピジョンがすごい

最近「会社四季報から始める企業分析 最強の会計力」という本を読みました。これはこれで面白い本でした。ですが、今回取り上げたいのは、この本の中で企業価値経営に取り組んでいる企業として紹介されていたピジョンです。 ピジョンという会社が業績好調、株価も右肩上がりであるというのは知ってはいました。そして、創業者が哺乳瓶の乳首を開発するために実際に出産経験がある女性1,000人近くの乳首を吸ったという有名な … 続きを読む→

気がつけば格付け先進国

2017/12/24付日経新聞によれば、格付投資情報センター(R&I)の格付けを取得した上場企業約450社を集計。シングルA格とダブルA格は計75%と過去最高の比率。10年間で10ポイント上昇したといいます。米S&Pグローバルの格付けでも80%を占めるとのことです。この高格付けの原因は、上場会社の大半が実質無借金会社であることにあります。 実際のところ、格付けは、特に高くする必要は … 続きを読む→

日本電産、CCC削減に取り組む

2017/12/16付日経新聞によれば、日本電産が2018年3月期の「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」を前期実績より5日短い71日とする方針のようです。CCCは原材料費の支払いから製品の代金回収するまでの日数を表します。 日本電産は在庫圧縮や売掛金の早期回収を進め、21年3月期には60日へ短縮するというアグレッシブな目標を打ち出しています。 CCCの削減は運転資本の圧縮につながるこ … 続きを読む→

「女子高生社長、ファイナンスを学ぶ」販売開始!!

本日より拙著「女子高生社長、ファイナンスを学ぶ」が販売開始となりました。今の時代、ネットで立ち読みもできるし、なんと無料で全文読めるんですねぇ。著者泣かせではありますが、便利な世の中です。 立ち読みサイトはこちらです。 全文掲載予定サイトはこちらです。 みなさんは、ぜひご購入くださいね。お願いしますっ!

JDIの不可解なキャッシュフロー開示

2017年12月1日付の日経新聞によれば、ジャパンディスプレイ(JDI)の2017年4-9月期連結キャッシュフロー計算書の開示の方法が一部の市場関係者の間で話題になっているといいます。同社の連結キャッシュフロー計算書の営業キャッシュフローの数字が法定開示の四半期報告書と任意開示のIR説明会資料とで違うというのです。 IR説明会資料では、同社の上半期の営業キャッシュフローは、308億円になっているこ … 続きを読む→

石野さん、一体何に投資すればいいんでしょう?

最近行った某家電メーカー(上場企業)の部長研修の懇親会で一番多かった質問がこれです。部長ですから、だいたい45歳から55歳くらいでしょう。ちょうど私と同じくらいの年齢層です。興味は自社の行く末よりも、自分の資産運用とは思わず苦笑してしまいました。 2017/11/15付日経新聞によれば、日本郵政が14日発表した2017年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期より20.3%増えて1801億円となっ … 続きを読む→

任天堂は本当に復活したと言えるのか

任天堂の業績が急回復しています。任天堂の発表によれば、第二四半期連結累計(4月~9月)の売上高は3,740億円と前年同期間と比較して、なんと2,372億円の増加です。営業利益にいたっては、前年△59億円の赤字が399億円と前年同期間比459億円の増加となっています。 これは、3月に発売したNintendo Switchのハードウェアの販売台数が 489 万台と引き続き好調に推移していることに加え、 … 続きを読む→

ソニーが現金収支重視をIR発信

2018年3月期に20年ぶりと言われる営業利益5,000億円を達成する見込みのソニー。2017年10月19日付の日経新聞によれば、財務とIRを担う村上敦子執行役員は「次はCF」を強調しているそうです。 同社がキャッシュフローに着目するのは、2次電池など不採算事業からの撤退が一巡し、本業のエレクトロニクス部門が安定的に利益を生むことができるようになった今、今後は企業価値向上に焦点を合わせるという意思 … 続きを読む→

トルネードチャートという道具

大手商社でリアルオプションについて講義をすることが増えてきました。商社という業界は従来の口銭ビジネスから投資型のビジネスにシフトしています。今や日本企業の中でも、最もファイナンスの知識が必要な業界と言えます。 最近、資源価格の下落で多額の減損を余儀なくされた大手商社にとって、将来の不確実性をどのようにとらえるかというのが重要なテーマになっているわけです。こうした流れを受けて、リスク分析のツールのひ … 続きを読む→

閑古鳥なく官民ファンド

2017年8月26日付日経新聞によれば、安倍政権下で2013年以降に設立した官民ファンドの数は今や14。3月末で各省庁からの現役出向は110人に達し、国は約8千億円を投じています。出資金に借入金への政府保証枠を加えれば約4兆円。3月末までに使ったのは1兆5千億円。過半は革新機構の投資で、多くのファンドは投資先に困っている状況です。 例えば、農産物の加工・販売を支援するファンド(以下A-FIVE)は … 続きを読む→

石野 雄一の本

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