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エーザイがIR優良企業大賞受賞

日本IR協議会が14日「IR優良企業」の大賞に選ばれたエーザイなどを表彰しました。これは、IRの趣旨を深く理解し、積極的にIR活動に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどの優れた成果を挙げた企業を選び表彰することを目的としています。審査では以下の点を重視して企業を選定しているとしています。


・情報開示に積極的な姿勢を継続し、常にレベルを高めている。
・経営トップをはじめとして、経営層などが株主・投資家などとの対話を深め、ガバナンスの実効性などを説明して理解を促すIR活動を実行している。
・経営環境が変化する中、果断な意思決定を実施する経営戦略を説明し、事業部門責任者などが率直に株主・投資家などと対話する機会を設けている。
・ESG(環境、社会、ガバナンス)の視点で非財務情報を積極的に開示し、経営にも取り入れて、中長期の企業価値向上を目指す姿勢を示している。
・情報にアクセスする機会の公平性を意識して、個人投資家にも理解しやすい情報発信や、IR活動における新しい取り組みを進めている。
・経済の不確実性が大きいことや不祥事が増えたことなどを背景に、リスクの認識や対応を早めに示す姿勢を明確にしている。


表彰式でエーザイの内藤晴夫社長は「中長期の株主価値の増大を考え、ESG(環境・社会・企業統治)やSDGs(持続可能な開発目標)に対し経営者が建設的に議論し、それを(経営に)反映するのがIRの本質だ」と強調しています。

社長が「企業価値の増大」とふわっとした表現ではなく、「株主価値の増大」と明確に表現している素晴らしいコメントですが、エーザイの足許の業績はどうなっているのでしょうか。2018年3月期売上高は前期比+11%の増収となっています。

出典:エーザイ有価証券報告書、オントラック作成

それでは、収益性はどうなのでしょうか。営業利益率は12.9%と二桁、上昇傾向にあることがみてとれます。

エーザイCFOの柳氏は、2014年に発表された「伊藤レポート」の執筆を手掛けています。その伊藤レポートの中で、日本企業はROEを8%をめざすべきとうたっているわけですが、かくいうエーザイのROEはどうなのでしょうか。

収益性の改善が奏功し2018年3月期のROEは9.2%となっています。結果が伴っていると言えるでしょう。エーザイのように積極的にIR活動を行うことによって企業価値を向上させる企業が増えていって欲しいと思います。

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