金融リテラシー調査は、個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)の現状把握を目的として、金融広報中央委員会が、実施している大規模調査です。対象は、18~79 歳の個人、モニター数は 30,000人のインターネット調査となっています。
まずは、調査結果を活用した学習ツール「金融リテラシー・クイズ」をやって、あなたの金融リテラシーのレベルをチェックしてみましょう。1~2分もあれば出来るクイズです。ちなみに私は80点でした(お恥ずかしい)。
さて、あなたは何点だったでしょうか。2022年調査の回答者30,000人の「金融リテラシー・クイズ」5問の平均点と比べてみましょう。全国の全世代平均が50.6点です。意外とできていないですね。
(出典:金融広報中央委員会「金融リテラシー調査の結果」)
また、金融リテラシー調査には、複利計算に関する次のような問題があります。併記されている数字は、回答率です(カッコ内は前回調査時の回答率)。
(出典:金融広報中央委員会「金融リテラシー調査の結果」)
なんと、この問題が両方正解だった日本人は39%です。それでも、英国、フランスよりも正答率は高いのですから、驚きです。複利計算がわからなければ、現在価値や将来価値など理解できるわけもありません。もしかしたら、日本人全般のファイナンスの理解のレベルは他の先進国と比較しても大差ないのかもしれません。ただ、あくまでも仮説ですが、経営者層のファイナンスの理解度は、他の先進国の方が高そうな気がします。
金融広報中央委員会は、金融リテラシーを高めるために、eラーニング講座「マネビタ」を提供してくれています。この講座では、1.金融と経済を学ぶ、2.ライフプランを描く、3.お金を借りる、4.お金を増やす、5.リスクに備える、6.トラブルを避ける、の6分野を無料で学べます。私も早速、登録して「1.金融と経済を学ぶ」を視聴しました。正直言って、ちょっとバカしてましたが(失礼)、なかなか勉強になります。ご覧ください。
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