どんなに優れた高価な価値評価ソフトを持っていたとしても、そこに入力する変数に誤りがあれば間違ったバリュエーションになります。
収益物件の価値を正しく査定するためには、多くの変数に対して理論と経験に裏打ちされた数値を入力できなければなりません。
実は意外と入力すべき変数というのは多く、確信を持って入力値を選択できるようになるまでにはそれ相応の経験と専門知識が必要になります。
私の場合、今では本当に不明と思われる入力値は将来の金利変化だけになりました。絶対に正しいといえる入力値など神ではないので分かりませんが、今では腑に落ちる入力値を選択できるようになりました。
この腑に落ちる入力値というのが肝心で、こればかりは数百の物件に触れその解析結果を蓄積し、実践の中で入力値を最適化していくしか方法はありません。
そうやって自分自身でジョブトレーニングすることで、自分の脳がフィードバックにより最適化され、過去の解析結果を横目で見ることで、その精度は高められてゆきます。
ここで重要なのは、不動産投資という得体の知れない欲がうごめく奇怪な世界において、計算するということを諦めないことです。
それは、ファジーな部分は自分の脳に最適化させ、単純計算はパソコンに任せるというやり方により実現可能です。
重ねて申上げたいことは、実践の中でのフィードバックによる検証作業はとても重要だということです。
何故ならば、それにより揺るぎない自信が生まれ、自分の査定価格を信じることが出来るようになる訳で、自信を持った買付で勝負できるようになるからです。
買う時はいつも恐ろしいものですから。
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