「ファイナンスの哲学(堀内勉著)」を読む

この週末に「ファイナンスの哲学(堀内勉著)」を読了。著者の堀内勉氏は昨年まで森ビル取締役専務執行役員CFOをやられていた方です。 第一章では、「ファイナンスの教科書的理解」として、ファイナンスの3つのポイントを解説しています。ひとつめは、財務諸表の理解、二つ目は資金調達の種類と方法、三つ目は、投資と企業価値です。 第二章は、この本の骨格と言えるでしょう。「資本主義の本質的な理解のための10大概念」 … 続きを読む→

判断の速さは価値-不動産投資編(増田社長)

「速さは価値」について、不動産投資では具体的にどういうことなのかを書いてみます。 私は仲介業者から物件を紹介された場合には、早ければ2時間後、遅くても半日後には現場に立つようにしています。 私の場合、物件を見ないで買付を入れるということはしません。都内の物件が多いので、最近は電車を使うことが多いのですが、電車に乗っている時にノートPCを開けて、およその価値計算を完了させます。 分析ソフトは独自開発 … 続きを読む→

国債発行、国の「儲け」600億円を考える

日経新聞(2016/7/6付)によれば、今月5日に実施した10年物国債の入札で国の儲けが600億円になったそうです。 5日の入札では落札利回りが過去最低の年率マイナス0.243%になったと言います。国債とは、国が発行する債券です。借り手の国が儲かるという異常事態が起きているわけです。 国債を落札している金融機関、つまり貸している側が利息を払うというのは実際はどういうことを意味するのでしょうか。ここ … 続きを読む→

エーザイの投資評価

投資判断に使われる割引率は本来、事業リスク毎、プロジェクト実施国毎に決める必要があります。エーザイの投資評価に関する記事が日経新聞(2016年6月25日付)に掲載されていました。 「資本コストを上回る投資収益を上げる」。エーザイの柳良平・最高財務責任者(CFO)は、昨年夏に全社に導入した投資評価システムの狙いをこう強調する。 仕組みはこうだ。投資先の国・地域やリスクの大きさなどに応じて、約200種 … 続きを読む→

速い!高い!旨い!(増田社長)

牛丼屋のキャッチコピーではありません。事業再生や清算に関わる士業の仕事に対する姿勢や報酬の話です。 私は以前、当事者として事業清算に関わったことがあります。その時に、運よく、人柄のよい凄腕の会計士と弁護士に出会いました。彼らの仕事は、とても速かったです。早いではなく、速いのです。 事業清算はスピードが命です。もたもたやっていたら、銀行の利息が払えなくなったり、また利害関係者にも多大な迷惑をかけるこ … 続きを読む→

世界の時価総額、1日で330兆円消失

1日で330兆円が消えて失われた。なんともショッキングなタイトルです。昨日(2016年6月26日)の日経新聞の記事の一部です。 英国が欧州連合(EU)離脱を決めたショックでグローバルに株安が連鎖し、先週末24日の1日だけで世界の株式時価総額は約3.3兆ドル(330兆円強)と全体の約5%に相当する額が消失した。 こんな記事を読むと私が思い出すのは、寺田寅彦という物理学者の随筆です。 原文が手元にない … 続きを読む→

新連載開始!不動産投資の達人(増田社長)

今後は、このブログで私が尊敬する様々な分野の達人に連載いただこうと考えています。 今回から、不動産投資の達人、増田社長に登場していただきます。昨年、縁あって不動産投資を始めました。その際に大変お世話になったのが増田さんです。 不動産の価値とは、その不動産が将来生み出すキャッシュフローの現在価値の合計です。その価値算定において増田さんの方法論はファイナンス的な見地から言っても、極めて信頼のおけるもの … 続きを読む→

私の勘違い(予実管理編)

私が日産自動車でキャッシュマネジメントの仕事をやっていたときのことです。 私の仕事のひとつに予実管理というものがありました。予実管理とは、予算と実績の管理のことをいいます。日産自動車の本社として、海外の子会社のキャッシュフローの計画と実績の差異を分析してマネジメントにレポートするという仕事でした。 差異分析とは、一般的には、「計画に対する実績の差異をとらえ、その差異の原因を究明し、対応策を考える」 … 続きを読む→

道具としてのファイナンス問題集 Kindle版 発売開始

ご要望の多かった道具としてのファイナンス問題集 Kindle版 の発売を開始しました。「道具としてのファイナンス」を出版してから、早いもので10年以上の月日がたちました。おかげさまで多くの読者の方々に読んでいただいております。 読者の声で多いのは、「エクセルで実際に手動かしてみて初めて理解が進んだ」というものです。仕事でやっていることは早く身につきます。それは経験・体験を通して理解することが一番の … 続きを読む→

セブン&アイホールディングスの行く末

セブン&アイホールディングスのカリスマ経営者である鈴木俊文会長兼CEOの退任が世間を騒がせました。カリスマ追放に至った経緯などは、多くのメディアが報道していますので、ここでは、同社の足元の業績と課題を振り返ってみたいと思います。 2016年2月期の連結売上高は6兆457億円と前期比+0.1%と微増。営業利益は前期比+2.6%の3,523億円となり、5期連続の最高益となっています。 ところがセグメン … 続きを読む→

石野 雄一の本

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道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス 「理論先行」を排し、最適な資金調達やプロジェクト選択など、ビジネス現場で得た、実務に役立つ知識・方法をわかりやすく教えます。(累計6万部)

道具としてのファイナンス
問題集 Kindle版

道具としてのファイナンス 問題集 Kindle版 「道具としてのファイナンス」を読むだけでは、なかなか理解出来なかったことも、この問題集をエクセルで解いていく過程で理解できるようになります。(Excel付き)

ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス わかりやすさを追求したファイナンス入門書。
これまでファイナンス入門書を読んで挫折した方に手にとって欲しい一冊です。(累計12万部)

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女子高生社長、ファイナンスを学ぶ -がけっぷち経営奮闘記-

女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記 倒産寸前! がけっぷちの出版社を救ったのは、女子高生の勇気と「ファイナンス」だった!
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